スケジュールとWebHookの活用
シンプルで強力なStripe Sigmaを、より強力に活用するために「スケジュール」と「WebHook」についてご紹介します。
スケジュール
Stripe Sigmaでは、指定したSQLを毎日・毎週・毎月のいずれかの頻度で定期実行できます。
実行された結果は指定したメールアドレスに送信されます。
定期実行を設定するには、右上の「Schedule」ボタンをクリックします。
定期実行のタイトル、頻度(Daily, Weekly, Monthly)、送信先を指定して、「Schedule」ボタンをクリックするだけです。
月次報告が必要な情報をアナリストに送信したり、社内の関係者にデータを共有するのに便利です。また、メールアドレスを発行して自動投稿を受け付けることができるモダンなチャットシステムと連携することも可能です。
WebHookの活用
Stripeを使う上で欠かせない便利な機能のひとつに、WebHookがあります。あなたのStripe上で何かが起きた時、自動的にWebサイトのエンドポイントAPIを呼び出す機能です。
Stripe Sigmaでも、定期実行で集計が完了した際にWebHookを自動実行することができます。以下のURLからWebHookの設定画面を開いてください。
「Add an Endpoint」をクリックしてください。
以下のような画面が表示されます。右側にすぐに試すためのサンプルソースコードが表示されています。
「Select events」をクリックした後、「sigma」と入力することで、Stripe Sigmaに用意されたイベントの
sigma.scheduled_query_run.created
を指定できます。WebHookは強力な機能で、Webのエンドポイントさえあればどのようなアプリケーションに対しても集計データを送信することができます。筆者のおすすめはWebHookにGoogle App Scriptを使ったGoogle Spreadsheetへの転送です。Google SpreadsheetにWebエンドポイントを用意することができるので、Stripe Sigmaから自動で集計したデータを自動でGoogle Spreadに集約し、強力な表計算によってビジネスの解像度を引き上げることができます。
以上で、スケジュールとWebHookの活用の説明を終わります。
Stripe Sigmaのシンプルで強力な機能群の紹介ができました。ぜひ、「おわりに」をご覧いただき、Stripe Sigmaを使ってみてください。