はじめに

はじめに

Stripeは世界120 カ国以上、数百万におよぶ企業()が利用するインターネット向け決済インフラです。シンプルで強力なStripeを使ったビジネスにおいて欠かせない要素のひとつが、ダッシュボードです。

ビジネスを車の運転だと想像してみてください。あなたは高速道路を走行しています。もしダッシュボードが無ければ、速度計を見ることはできず、自分が後ろから追突されるようなノロノロ運転をしているのか、あるいは前に衝突するような速度超過をしてしるのか、正確に知ることはできません。

幸いにも、Stripeには標準で高度なダッシュボード機能である「Reports」が装備されています。Product別のMRRリテンションコホートなど、基本的なサブスクリプションビジネスに求められるデータが多く詰まったダッシュボードです。

しかし、実際のビジネスの現場では、より複雑な分析が求められることがあります。例えば、以下のシチュエーションを想像してみてください。

決済通貨ごとに毎月の売上を確認したい
すべてのProductを実際のプロダクトとして分類し、MRRの推移を計算したい
どの国で商品が購入されているか、集計したい

こういった現場の要望に応えるのが、Stripeが提供する集計基盤であるStripe Sigmaです。本ガイドでは、Stripe Sigmaの説明から、Google Spreadsheetを使った活用術まで、クイックに紹介します。本ガイドを読み終えた頃、まずはStripe Sigmaを触ってみたいという気持ちになっていただければ幸いです。

さっそく、「Stripe Sigmaとは」を開いてSigmaの旅に出かけましょう。


おことわり

本ガイドでは、筆者の経験に基づき、Stripe Sigmaの利用方法と活用術について解説しています。筆者は正確性・妥当性の確保に努めていますが、本ガイドの利用によって利用者等に何らかの損害が生じた場合にも、一切の責任を負うものではありません。また、本ガイドに登場するスクリーンショットは、一部の数値や要素を書き換えて使用しています。
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